昨晩、なかなか寝つけなかった

布団のなかで「こうなったらいいな」
という願望のイメージしていたら
突如「こわい」「苦しい」「つらい」
という感情が沸き起こった

思わず涙と鼻水があふれて
頭の下に敷いていたタオルをぬらしてしまった

仰向けの状態で 両腕を胸の前で交差して
自分を抱きしめながら

「こわかったんだね」

「苦しかったんだね」

「つらかったんだね」

と心のなかでつぶやく

そのうちに ざわざわした感じがやわらいでいった

ふだん自分を抱きしめることなんて なかなかやらない

昨晩のことで 自分を抱きしめることは
自分を浄化することでもあることに はじめて気づく

自分の目のまえに
愛する人がいてもいなくても
まずは自分を抱きしめる

それは自分を愛する手段のひとつでもあるんだ